2012年10月15日月曜日

当直室の朝

今回の入院は、違った。
函館に赴任して15年診てきた患者さんだ。
具合はいかがと聞いても、首を振る。
一週間たっても 状況は変わらない。私の当直を見越したように状態が悪化し、逝ってしまった。がん死には ある種の熱狂がある。しかし、大往生とは言わないだろう。
老衰、自然死にこそ大往生と言う言葉が似つかわしい。15年間闘病を続けたすえの大往生であった。
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