2013年2月26日火曜日

平穏死考

日曜から一切の食事、水も口にしなくなったと在宅療養の患者さん家族から電話が入った。直ぐ診療を抜けることができずナースに採血を依頼した 
診察後、肺炎と脱水と診断し入院を勧めた。
御家族の意志は、定まっていた
入院は、させたくないと、ここで看とりたい
点滴も抗菌剤の投与もいらないと
本人は お顔も艶やかで苦しさは感じていないようだ
入院の説得を諦め、患者さんの手を握った
永久気管切開だが ふり絞るように 先生長い間ありがとうと話してくれた
点滴も皮下輸液も希望されなかった在宅患者さんは、私にとって初めての経験だ
手を握りながらおもわず涙を流してしまった
病院にもどり彼女のために用意したベッドをみて、最後まで 苦しまずに逝って欲しいと願った
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