2013年3月27日水曜日

やすらかな死

在宅酸素療法で訪問診療を行っていた患者さん
先週末に感染症が回復し退院したばかり
今日は、退院後初の訪問予定日であった
午前にちょっと不調なので早目に来て欲しいとの電話が入った
訪問看護師に駆けつけていただいたが
状態も安定しており、昼食も摂れたとのこと
外来診療終了後駆けつけたが、声かけに頷いてくれた
ガス分析の血液の色が静脈血のように思えた
その間に返答がなくなった
救急車手配を相談したところ家族はこのままでいいと言う
訪問してから20分後に息をひきとった
やすらかな死であった
家族も安堵の笑顔、帰院時 奥さんが玄関まで出てきて手を振って見送ってくれた。
15年間診療してきた患者さんの最期であった
最期に私の声は聞こえたのかな?
今、目を瞑ってありし日の様子を思い出している

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