補陀落渡海は 熊野にある補陀洛寺で 貞観に始まったと 書かれている
貞観は この度の 東日本大震災と 同じ規模の大地震が 起こった時代7世紀
小説はその貞観から700年後 金光坊の補陀落渡海の転末が描かれる
心定まらぬうちに渡海した金光坊は渡海船から 脱出
流れついた島で 発見された 金光坊は船上の箱に封じ込められ
また海に戻されてしまう
この事件を機に 渡海は 亡くなった僧侶の亡骸を 海に流すと言う形に変わったと言う
南方極楽浄土思想 = 補陀落思想は日本で 独自に発達した仏教思想だ
実態は 平成狸合戦ぽんぽこ の ような 明るく 賑やかな お祭りではなかった
しかし 多くの渡海した僧侶の心の内は 晴れやかで 仏の懐に抱かれる 恍惚状態であったのだろう
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