2012年12月6日木曜日

勘三郎

勘三郎を襲名して やや暫くたつが、私にとっては勘九郎だ。
もう20年以上も前になるが、国立がんセンターで研修中。東銀座で地下鉄を降りて地上に出たところが歌舞伎座。自分とは関係のない世界と思っていたが、毎朝歌舞伎座を眺めているうちに、郷里の青森ねぶたの題材が、歌舞伎演目から取り上げられていることに気づいた。
俄然興味を持ち、意を決して歌舞伎座に飛び込んだ。歌舞伎座に通いつめているうちに勘九郎が同世代で、もはや次の世代を担う人物と知り注目。勘九郎の出演演目を選んで観劇するようになった。北海道にもどってからも勘九郎出演のテレビを見続けてきた。
2年位前に始まったシネマ歌舞伎も何度も観にいった。
東京出張で隙間時間を作って一幕見にも通ってきた。歌舞伎の決まり事を勉強し、ますます面白くなり。正月2日は、NHKの歌舞伎を観る日にしてきた。すべて、勘三郎の魅力にひかれてのことだ。新歌舞伎座の竣工も見ることもなく残念無念であろう。
私を歌舞伎にいざなってくれた勘三郎のご冥福を祈る。そして私は、歌舞伎をこれからも応援していきたい。
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